世界共通通貨を「感謝」に〜資本主義社会の終焉に向けて〜

この度、資本主義社会からの脱却のための施策を考察した。
以下の3点を実行に移すことを提案する。

  • 世界共通通貨を、各国の言葉での「感謝」という単位にする。
  • 1感謝」は、各国の現時点の通貨での「パン一個」の値段でレート換算する。日本ならば1感謝は現在の通貨100円となる。
  • 通貨の発行・流通量は世界全体で一元的に管理する。

通貨のネーミングを変更することで、社会構成員は従来の「お金」に対する心理的な価値観から自由になる。以前の金融の仕組みからは何も変更せずとも、社会構成員の意識の変容がおこる。

お金は「資産」から、他人から提供されるモノやサービス・行為(労働)への感謝を示す「フラグ」へと変容する。通貨「感謝」を貯め込もうとする行為は、人間の持つ欲望であることを人類は認識する。

通貨「感謝」は人間の欲望の対象ではなくなり、人々の善意による行為が世界を動かす主体となる。

蓄財する行為自体は悪行である」と社会通念化し、利子による儲けを生業とするものは減少していく。資本、資本家はなくなり、善意の行為を多くもたらすものが社会に対して強い影響力を持つことになる。

通貨「感謝」のレートを各国の通貨でのパン1個の価値に統一することで、一人の人間が生きる生活に則した、全世界で平等な価値を設定できる。

通貨「感謝」を導入した新たな世界では、自ら率先して人類にとって感謝されるモノやサービス・行為(労働)を提供しなければ「感謝」を手に入れることはできない。モノやサービス・行為を周囲に提供し続けなければ、この新たなゲームには参加することはできなくなる。

最終的には、社会から感謝されるモノやサービス・行為を提供した者や団体・国が、富むことになる。そして、提供する者や団体・国は、社会的弱者に、文字通り喜んで通貨「感謝」を喜捨するようになる。

これらを実行できない、人類が抱えるエゴと集団的心理、障壁となっている現在のパワーを持つ者たちを見抜き意識化すべきである。このパラダイムの変化は人類進化の極めて重要なステップである。

外部リンク
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