2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

社会問題のお金による対処手法への疑問

社会問題の解決をお金の動かし方に求める考え方に根本的な間違いがある。お金はコミュニケーションツールであるため、人々の互いの意志疎通に分裂をもたらす。お金の動かし方に問題解決を求めれば、人々の動機はお金に向かい、互いの意志疎通は滞り、各人の…

領土の侵略への考察

領土の侵略は帰属する社会の自我の拡大と発達ゆえに必然的に生じた。人類の脳の発達と自我の成長に伴い、外界を認識する能力は拡大し、自我は外界に対するより深く広い認識による征服を欲した。 その欲求は倫理性を考慮する以前の、自我の自然発生的な「機能…

お金を廃した社会システム考察

前提 ほとんどの人は、肉体的満足への活動か、自己の存在意義を映し出してくれる鏡を外界に求める活動を、日々繰り返しているだけにすぎない。 お金はコミュニケーションツールであるため、人々の分離を生み出す。労働の対価であるため、パワーを生み出す。…

キリスト教について

キリスト教、少なくとも神学は、石畳で舗装された文化の上に、人間の自我が作り上げた、人間が考えうる最上の良心と権力者の人間統治に好都合な作用をもたらす目的で構築された物語(教義)である。 物語によって自我は安定し、物語を共有することで、社会と…

釈迦について

釈迦の教えは、自我が創出した神話の概念を否定し、概念を思考する自我をも否定する生き方を説いたものである。 宗教での「神」は人間の自我が創出した神話上の脳内の概念であることを指摘する。神話の概念から離れ、外界の原因と結果のパターンを自我のない…

「日本論」考察

かつては「世間体」「親孝行」「職人魂」「愛社精神」「人情深さ」「仁義に厚い」「家族を養う」「おやじ」「おふくろ」等の、外部にある物語に自分を重ね合わせた。その社会が共有し社会を構成していた物語は、グローバル化、価値の多様化、物的豊かさによ…

意識の発生

人間の脳が発達したおかげで、外界の原因と結果の繰り返しパターンを発見し記憶する能力がついた。原因と結果の変化から時間の流れを感じ取り、変化の差分から外界を知覚する自己の存在を感じ取る能力がついた。 人間同士がコミュニケーションを取り共同活動…

このブログについて

文明の発達により、意識の共有が簡易になり、価値の有無に関係なく脳髄の漏洩が可能になりました。本来なら出版や報道の段階を踏む堰(フィルター)があり、そこでの編集者、編集長なる方々の検疫があるのかもしれません。 妄想の漏えいとして記録するもので…